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講演会などでお話をするときに、
「どんなお子さんになってほしいですか?」と聞いてみると、
「健康であってくれればいい」
「お友達と仲良くできるこ」
「やさしいこ」
「元気なこ」
・・などの答えが返ってきます。
(ワタシだったら大金持ちになって楽させて欲しい!とか言いそうですが!)

健康・お友達と仲良く、やさしい、元気・・・いろんなキーワードが出てきます。

今回は、この「健康」について書いてみます。
まず、「健康」という言葉はどういう意味があるんでしょうか?

WHO(世界保健機構)の憲章では、その前文の中で「健康」について、次のように定義しています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが
満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

体の健康だけではなく「精神的」や「社会的」な満足も含まれているとWHOでは定義しているんですね。

まさしくそうだなあと思うことがあります。

中高年の運動指導教室などを、時々単発で行うんですが、そういったときに必ずいらっしゃるのが、

運動はやりたいけど、一緒に集まったメンバーとは交流したくない、という方。
ペアのワークや、グループワークなどもやってもらっていますが、そういったとき最後に残ったりして、無表情に参加しています。

逆に、はーい宜しくお願いしますね。とニコニコ初めて会った方とにこやかにおしゃべりできる方。きっと普段から社交的なんですね。

健康というものが、「肉体」だけでなく、「社会的」や「精神的」に満たされた状態ということから考えると、どんなに運動をやっていて体が出来ていても、社会的に交われないということは不健康なのかなあと思ったりもします。

子どもでも同じです。

今や子どもの体力は2極化しています。
運動が出来る子、やりたい子は運動クラブや習い事で週に何日もやっています。
そういった子は運動ができて、ボール遊びやなんかになると率先して活躍してくれます。

けれども、みんなでゲームを楽しむことが出来るのと、運動が上手なのって同じ能力じゃないんですよね。

運動が出来るけれども、お友達とは協力できない。スタンドプレイを好み、自分が自分がとやっていく。

そんな運動が得意な子もいたります。

さてさて、冒頭の保護者の方たちがつぶやいた話にもどります。
どんな子どもになってほしいですか?
「健康であってくれればいい」
「お友達と仲良くできるこ」
「やさしいこ」
「元気なこ」

ここには「体」だけではなく、「社会性」や「協調性」なども含まれていますね。

人はもともと森に住んでいたサルでした。
それがサバンナ(草原)にエリアを広げていきました。

サバンナは遠いところまで見渡すことができますから、えさを探すのにもってこいだからです。でも、逆に人間をエサとする猛獣からもよく見えるようになりました。

そこで生き残り策として、「群れて行動する」ということを身につけていきました。人は群れて行動することなしには生きられない弱い存在なんですね。

そうなると、群れの中ではいろんなやりとりがはじまります、
駆け引きや、けんか、仲良しになり、上下関係もできてきます。

それが社会性を育てることになったのですね。

またまたしつこいですが、冒頭の保護者の方たちがつぶやいた話にもどります。
どんな子どもになってほしいですか?
「健康であってくれればいい」
「お友達と仲良くできるこ」
「やさしいこ」
「元気なこ」

生きていくための肉体的な力と、社会的にやっていける力、精神的にやっていく力それらが満たされた状態が「健康」。

ということは、「健康」っていうのは生きる力そのものだということですね!

「生きる力」を子どもたちに・・よく言われるようになりましたが、このことについてはまた!

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