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今日はちょっと長いです。
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先日、現役バリバリの保育士さんたちとお話する機会がありました。
福岡県内の某地方保育士の理事さんたちの打ち合わせに参加させていただいたのです。

ここの会では6年前から講習会講師をさせていただいて、本当にお世話になっています。
みなさんむちゃむちゃ良い方ばかりで、いろんな情報を教えていただけてます。
今回も、現場で使っている保育士さんたちの手引きだったり・・・


はたまた、3月31日に告示されたばっかりの、「保育所保育指針 幼保連携型認定こども園、教育・保育要領、幼稚園教育要領」のブックレットっていうんですかね、小冊子をいただきました!


講師をしている・・・といえどもこうやって、育てていただいてるなんともありがたい場なのです。

はてさて、本題に入ります。

打ち合わせの場では、今年度の講習のテーマを何にしようかという話になりました。

 

いろんな話が出てきて、これをどうまとめたらいいんだろう?・と少々パニックになるくらいですが、現場の先生からの声のいくつかを参考までにあげてみます。

いろいろとコメントしたい部分もありますが、あえてそのままメモから拾います。

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(先生方の保育のための新しい情報が欲しい)
・こどもたちに体を使った遊びをしてあげたいから、遊びのバリエーションが欲しい。

(こどもたちの様子で困っていること)
・保育園(1歳で入園)に来るまでに、寝返りをしない、はいはいをしないで入園してくる子がいる。

・そのまま立って歩くようになっている子がいる。
(転びやすい)

・「気になる子」が増え続けている

・自分の身の回りのことができない4歳児(コップを自分の棚に戻せない)

・転びやすい子が増えている。
手がでらず、顔に怪我をする
手が出らず、前歯を折る、前歯がグラグラになってしまった
(前歯を折って乳歯で差し歯をしている子もいる)

・離乳食を始めてない子がいる

・表情が乏しい
(家族構成が核家族よりも大家族の子の方が表情が豊かな傾向がある。)

・姿勢が悪い子が増えている
食事の時にヒジをつく
何かによりかかって立っていることが多い
座っているときにも何かによりかかっていることが多い

・子どもとのふれあいや赤ちゃん体操などをやっている家とやっていない家では子どもの発達の差がある。

・赤ちゃんにも感情があるんだよということを保護者にもわかって欲しい

・園ではケガをしないけれども自宅でケガをする子がいる。
テーブルに顔をぶつける(顔にアザができる)
ドアにおでこをぶつける

・夏に虫さされ予防のスプレーを各家庭から持たされて、お出かけの時に大変だった。

・竹馬で後ろに倒れてヒジを骨折してしまった。

・近くにあった空き地や畑が住宅地になり、外で遊ぶ環境が乏しくなってしまった。

・脱臼する子が増えている

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今回の会議ではこういった話でしたが、もう10年以上前から子どもたちが変わっているということは言われているものです。

「子どもたちのライフハザード」瀧井宏臣著 岩波書店出版

この本は2004年出版のものですので。もう14年前のものです。
内容はどんなものかというと、

(目次)
第1章 体温異常という危険信号
第2章 夜更かしの代償
第3章 「成人病」の魔手
第4章 悲しき食卓
第5章 ホモ・アトピンス
第6章 小一 プロブレム
第7章 脳科学は警告する
第8章 ゆらぐ母子の絆
第9章 誰が遊びを奪ったか
第10章 テレビ漬けという虐待
終わり 育ちを奪われたこどもたち


一つ一つ話してしまのはまた・・ということにして、こういう本はまだまだたくさん出版されています。

これも2003年出版の本「人間になれない子どもたち」清川輝基著 えい出版社

これの目次は

(目次)
序章 人体実験の国ニッポン
第1章 激変した子どもの発達環境
第2章 現代子育ての落とし穴
    家庭で子どもは育たない
第3章 子どもが危ない
    メディア漬けが子どもを蝕む
第4章 21世紀型子育て・子育ちシステムの構築


です。

手元にあるので、見返してみると今も言われているおんなじことが書いてあり、ちょっとぞっとしました・・・汗。

体温調整ができない
転んだときに手が出ない
背筋力の低下
視力の低下
電子ベビーシッター
長時間立っていられない
長く歩けない
バランスを崩して転ぶ
友達関係がもてない
表情が乏しい
気持ちが通わない
視線が合わない
・・・

この本が出版されたのは2003年で今からもう15年も前です。
当時小学生(10歳くらい)だった子どもたちは、もう25歳くらいでしょうか。

そういう子どもたちが大きくなって親になっている時代なんだなーーとつくづく思います。

この本の第1章に子どもの「発達環境」が激変した・・とありますが、
章目次をひろうと・・

第1章 激変した子どもの発達環境
1 自然(物理的)環境の変化
  ・人間になる場所が消えてしまった
  ・人工環境がもたらす異変
  ・生活様式の変化がもたらしたもの
2 社会環境の変化
 (1)地域社会の変質と子育ての「私化」
   ・育児の共同性が消えた
   ・子どもの役割・ポジションが消えた
   ・これが地域の教育力再生のポイント
 (2)家庭家族の変質
   ・家族は「生産の単位」から「消費の単位」に変わった
   ・もはや家庭に教育力はない
 (3)学校はどう変わったか
   ・依然として19世紀スタイルのままの学校
   ・これでは授業に耐えられない
3 文化環境の変化
   ・テレビが登場する前の子どもたちはどうだったか
   ・テレビの登場は何を変えたか
   ・80年代からはどっぶりとメディア漬け


この本の著者である、清川輝基さんは報道関係のお仕事をしていて、東京大学の教育行政学科卒業だそうです。
(東京大学を出ているからエライとかスゴイとかではなく、事実の情報として提示しています)

講演会に参加された方のアンケート結果があったのでリンク貼ります。これ
 
このアンケート結果見て思ったのが、私が講演なんかでお話したあとに、いただく保護者さんからの感想に近いなと・・。

こんなくそまじめなブログをココまで読む方あまりいないと思いますが(笑)、どうしてもこういう話は難しく文字数が多かったり、興味をもったりしないかぎり手元には届かないようになっています。
 
こういった話、でも必要でしょう??

今の時代って、結構友達と比べてしまったり、
じいちゃんばあちゃんから子育てを「評価」されてしまったり、

はたまた「よい親であるか?」を世間から評価されていると、勝手に思い込んでしまったり・・。
(ここ大事)

私もドツボに陥りましたし、落ちること今でもあります。

でも、少しづつ「これでいいのだ」を獲得していってます。

たとえば・・・
子どもと気持ちが通じる
子どもとアイコンタクトができる
子どもが笑顔
こちらの話を聞いてくれる
あちらの話を聞いたらうれしそうにしている
一緒に話し合って、いろんなことを決めていける
お互いの自由を尊重するために、ルールを決めてまもる
困ったら手伝ってもらう
困っていたら手伝ってあげる

そういったことが出来るようになりました。



話がずれましたが・・・・・

結局のところ
保育士さんたちが長年子どもたちを見てきて「ちょっと違ってる」「ちょとまずいかも」という情報が、行政や保護者の方々と共有できていないことが問題だなあと思っています。

行政も保護者もそういう目で見てないからですね。

発達障害的な子どもが増えているのも、昔から言われている「環境」の変化に翻弄されて、人間として育ちが途中で「休憩」しているだけだと私は思っています。

なので、どんどん「環境」からアプローチすることで、ぜんぜんどんどんますます、育っていくと確信しています。

今の「困っている」子どもたちは、生まれつきとか病気とかではなく、環境によって、ヒトに育つ機会をたまたま手に入れられなかった結果だと。

だから、時代と共に増えてきているのです。


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